4月 短歌自選

短歌

4月につくった短歌からいくつか選びました。


脈絡がないものが好きなければないほど運命的だし

好きなだけ数字を数えて褒められた四歳をずっと繰り返している

少年が道にこぼしたマウンテンデューの香りにやられるちょうちょ

水筒が駅構内を転がって中身を全部吐き出した朝

藻は今日も私の中でただよって忘れる私の一部であること